今回は、ハワイ旅行に向けてESTAを初めて申請する人にお伝えしたい注意点です。
ESTAですが、今現在、個人旅行者向けの「個人による申請」と、団体旅行者向けの「グループによる申請」が2つができるのですが、今回お伝えしたいのは、「個人による申請」をする場合の注意点です。
その注意点ですが、簡単には、「申請料を支払って申請を完了する前に、自分の入力した情報に間違いがないか、よくよくチェックして」ということなんですね。
申請完了後に後から更新できる情報が限られる
なぜ、ESTAの申請を完了する前によくよくチェックする必要があるかというと。一度、ESTAの申請料を支払って、申請を完了してしまうと、その後からESTAの更新画面で、修正できる情報が限られるからです。
申請後に更新できる情報ですが、具体的には渡航情報のみとなります。ご参考に、次の画像は、ESTAの申請完了後にできる、ESTAの「申請内容の更新」機能から、修正できる渡航情報です。
この画像を見ると、ESTAの申請完了後に修正できる情報が、本当に限られることがわかりますよね。具体的には、「あなたの連絡先情報」として「電子メールアドレス」、「米国滞在中の住所」として、その住所しか更新できないことがわかります。
つまり、ESTAの申請を一度完了してしまうと、上の画像で表示されている情報以外は、修正できなくなります。そのため、ESTAの申請を完了する前には、自分が入力した情報に間違いがないかをよくよくチェックする必要があるわけです。
ちなみにESTAの申請時ですが、申請料を支払う直前に、それまで入力した項目を全てチェックする画面となります。そして、そのチェック画面が、渡航情報以外の情報を再入力する最後のチャンスとなるわけです。
なので、そのチェック時に間違いがないかをよくよく確認するのが重要なんですね。
特に注意が必要な「勤務先情報」
さて、ESTAの申請ですが、初めての人がやる時に、特に間違って入力してしまいがちな入力項目があるんですね。具体的には、「勤務先情報」を入力する時に、間違って入力しやすいのでご注意ください。次の画像が、その間違ってしまいやすい、「勤務先情報」の入力欄です。
なぜ、この「勤務先情報」の入力が間違いやすいかというと。普通の人であれば、それまでに入力する別の質問で、「いいえ」を選ぶことになるからです。例えば、「他の国でパスポートを発給されたことありますか?」や「他の国の市民または国民ですか?」のような質問です。
「勤務先情報」の前に入力することになる、これらの質問において、普通の人であれば、「いいえ」を選ぶことになるんですね。そして、これらの質問の後にある、「勤務先情報」を入力する際には、それまで「いいえ」を選んできた勢いにつられて、「いいえ」を選んでしまいたくなるわけです。
もちろん、ここで本当に勤務先がない人であれば、「いいえ」を選んで構いません。ですが、勤務先がある場合は、「はい」を選んで、勤務先の情報を入力する必要があります。
そして、上でお伝えした通り、この情報は、一度ESTAの申請を完了してしまうと、後から更新できないんですね。「いいえ」と選んだ質問を「はい」にすることはできませんし、勤務先の住所や電話番号を修正することもできません。
なので、申請完了前に正しく入力しているかのチェックが重要となります。
UNKNOWNで入力した情報の修正ができないけど問題ない
ちなみに。ESTAですが、ハワイ旅行の詳細が決まっていない段階、具体的には宿泊先が未定の状況でも申請することができます。そのためには、次の画像のように、「米国内の連絡先情報」や「米国内および米国以外の緊急連絡先情報」に、「UNKNOWN」と入力することになります。
でですね。ハワイ旅行の宿泊先が決まったのちに、「UNKNOWN」と入力したこれらの情報を修正したくなると思うのですが、それができないんですね。最初に述べた通り、ESTAの申請後に修正できるのは、自分の電子メールアドレスと「米国滞在中の住所」だけだからです。
つまり、一度、「UNKNOWN」と入力した、「米国内の連絡先情報」や「米国内および米国以外の緊急連絡先情報」は、後から更新することができないんですね。
で、私は、実際に、そのように「UNKNOWN」とした状況でESTAを申請し、ハワイの入国審査を受けた経験があるのですが、特に問題ありませんでした。ただ、その際には、修正可能な「米国滞在中の住所」に関してのみ、後からわかった宿泊先の情報を入力し更新しています。
宿泊先の情報を更新した上で、「米国内の連絡先情報」や「米国内および米国以外の緊急連絡先情報」が「UNKNOWN」となったままハワイの入国審査を受けましたが、特に問題なく入国することができました。
なので、ESTAの承認結果を早めに知りたいなどの目的から、「UNKNOWN」で申請しても問題ないことがわかりました。