今回は、ハワイ旅行中に利用する現金のドルの準備方法を検討している人にお伝えしたいお役立ち情報です。
私は、ハワイ旅行中は、可能な限りクレジットカードを利用するようにしています。治安の悪いハワイで現金を持ち歩きたくないからです。
実際、ハワイのほとんどの店でカードが使えるため、これで不便を感じることは基本ありません。ですが、それでもたまに「現金しか受け付けません」というショップや飲食店があります。
そのような場合に備えて、財布には40ドルくらい現金を入れて持ち歩きます。そして、その現金を作る際には、結局100ドル程度の現金をまとめて作ります。「40ドル毎」のように両替するのは、手間だからです。
その100ドル分の現金を「どう調達するか」というのが今回お伝えしたい話です。というのも、これまで私が行なっていた方法より、便利でお得な方法を見つけたんですね。
今回ご紹介する方法ですが、今現在、私の知る限り、ハワイで最もお得にドルの現金を調達する方法です。というのも、ドルの調達にあたり、両替やATMの手数料がほとんど発生しない好レートで調達できる方法だからです。
これまで行なっていた方法
私は、オアフ島のワイキキ滞在の場合であれば、100ドル程度の現金を用意する方法として、次の方法をとっていました。
日本から1万円札を持ち込み、必要に応じてワイキキのDFSおよびその周辺の両替ショップでドルに両替する
ワイキキのDFSとその周辺には、両替ショップが複数あり、1万円札をドルに両替することができます。そのレートも、日本やホノルル空港でするより良いです。
例えば、2016年10月、成田空港の出国エリアにある、みずほ銀行の窓口での両替の手数料は、1ドルあたり2.7円だったのに対し、ハワイのDFSでは1.5円でした。なので、現金さえ準備すればできる、ハワイでの両替作戦を主に利用していました。
用意する1万円札の量は、旅程の長さや旅行中行う内容で変わります。ただ、私は、原則クレジットカード払いを基本とします。そのため、これまで、1週間程度のハワイ旅行では、100ドル分の現金さえ、使わなかったことがあります。
つまり、1万円札を1〜2枚、多くて3枚程度用意しておけば、事足りていました。
ただ、正直、それくらいの額の1万円札であっても、使わない間は盗まれないように気をつける必要が出てきます。それがちょっと不便にも感じていたんですね。
DFS周辺の両替ショップ利用よりお得で便利な方法
そこで、それ以外の方法を検討した結果、この「1万円札持ち込み両替作戦」よりも便利でお得な方法を見つけました。
具体的には、セディナカードというクレジットカードを利用し、ハワイのATMでキャッシングを行い、それをハワイにいる間に繰上げ返済してしまう方法です。
この方法を使うと、ハワイで利用するATMの場所を選ばす、かつ、DFSの両替ショップでの1万円札の両替よりもお得なレートで、100ドル分の現金を用意することができます。
では、具体的にどの程度お得になるのか、実例をご紹介します。次の画像は、2016年10月に、ワイキキのDFSで100ドル分程度の現金を準備した際のレシートです。
写真の右は、DFS内の両替ショップを利用して、1万円札をドルに両替したことを示すものです。こちらからは、1万円分をドルに両替して、結局93.89ドルになったことがわかりますね。
写真の左は、DFS内のATMで、セディナカードのキャッシングをし、100ドル分引き出したことを示すものです。こちらからは、そこに手数料3.5ドルが追加され、請求額の総額が計103.5ドルとなっていることもわかります。
現金の両替とセディナカードキャッシングのお得具合の比較
で、この2つのレートを比べてみますと。
まず、1万円札を両替した方のレートの計算は簡単ですね。そのレートは、右のレシートにも書いてありますが、1万円を93.83ドルで割ると、1ドルあたり106.51円ということがわかります。
次に、セディナカードを使いATMでキャッシングする方法のレートの計算です。左のレシートからは、キャッシングと手数料の総額103.5ドルが、具体的に日本円でいくらの請求になるのかがわかりません。
というのも、海外でクレジットカードを利用しキャッシングした場合、それが日本円で具体的にいくらになるか決まるまでは、数日かかるんですね。
そして、次の画像が、キャッシングして数日経った後、セディナカードの会員向け画面で、その請求額を確認したものです。
見ると、残高が10,415円、利息が20円、合計10,435円が請求額となっていることがわかります。つまり、10,435円で、現金100ドルを調達できたことになります。
そのレートを計算をするために、10,435円を100ドルで割ると、1ドルあたり104.35円ということになります。
まとめると、次の通りです。
- DFSの両替ショップのレート: 106.51円
- セディナカードのキャッシングレート: 104.35円
念ため、補足をしておくと、今はドルを買いたいので、このレートが小さければ小さいほど良いんですね。極端には、1ドルが1円だったら、ハワイでお得に買い物し放題なわけです。
つまり、今回の比較では、セディナカードのキャッシングレートの方が、DFSで現金の両替するレートより、2円以上もお得ということがわかります。これは100ドル用意する場合で200円以上の違いとなります。
同じ日時、同じ場所で100ドル程度の現金を調達してこの結果ですので、セディナカードのキャッシングレートの良さが、よくわかるのではないでしょうか。
ちなみに、このセディナカードのレートですが、両替とATMの手数料なしで、現金のドルを用意できているくらい良いものです。
というのも、この時の為替のレートは1ドルあたり105.01円だったからです。DFSの両替ショップで、1万円分をドルに両替する時の手数料は、このレートに1.5円の手数料を乗っけて、106.51円だったというわけですね。
一方、セディナカードでキャンシングした場合のレートは、今回のケースでは、104.35円と、為替のレートよりお得になっています。これは本当に驚きのレートの良さなんですね。
なんと言いますか、「誰かが手数料を取り忘れているんじゃないか?」と疑ってしまうような良さと言えます。
セディナカードでキャッシングする別の便利さ
以上のように、ハワイで100ドルの現金を調達するにあたり、セディナカードでのキャッシングは「レートの良さ」というメリットがあります。それに加えて、別の便利さもあります。
その便利さですが、そのクレジットカードのブランドに対応しているATMならば、その場所を選ばないことです。私は、MasterCardのブランドでセディナカードを作ったのですが、ワイキキには、このブランドに対応したATMがたくさんあります。
なので、わざわざ、DFSにあるATMを利用する必要がないのです。もっとも、DFSはワイキキの中心地に位置しており便利な立地ではあるのですが、ワイキキの端の方から徒歩で行こうとすると、結構距離があります。
そのような場所に宿泊していた場合は、近場のATMで済ませられると便利です。そして、そのATMの手数料は、私が確認した範囲では、どこでも3.5ドルで済むんですね。そして、その3.5ドルの手数料も、実際には取られていないような好レートで、ドルを引き出せます。
つまり、セディナカードのキャッシングでドルを調達する方法には、このようにハワイで利用するATMの場所を選ばない便利さがあります。加えて、一万円札を日本から持ち込む必要がなくなり、その管理が不要になるメリットもあります。
このセディナカードは、このようにお得に現地の通貨を調達するのに役立ちます。そのため、訪れる国を問わず「海外旅行には必携の一枚」と紹介されるものなのですが、実際に検証した結果ハワイ旅行でも役立つものだとわかりました。
私は、実際に「このセディナカードでキャッシング、前倒し返済」をハワイで試す前は、「いくら何でも、ATMの利用手数料は発生するはずだよね」と考えていました。ですが、実際には、ATMの手数料、円をドルに両替する手数料共に発生せず、必要なのは前倒し返済するまでの金利分(今回の例での利息20円)でした。この事実がわかり驚いています。