今回は、ハワイ旅行中に旧READY SIMのSIMが使えるのか心配な人に伝えたいお役立ち情報です。
READY SIMですが、2016年4月からサービス名称を変更し、ZIP SIMとなりました。
一方で、この記事を書いている2016年11月現在においても、例えばAmazonでは、名称変更後のZIP SIMではなく、昔のREADY SIMのままのSIMが売られています。
現在、このように売られているREADY SIMも、将来的には、すべてZIP SIMに置き換わると予想されます。ですが、少なくとも、この記事を書いている現在は、旧サービス名称のREADY SIMのSIMも販売されている状況となっているわけです。
で、中にはZIP SIMではなく、旧名称のREADY SIMを購入しようと検討している人もいますよね。一方で、「本当に古いサービス名のREADY SIMが、ハワイで使えるんだろうか?」と心配にもなるはずです。
そこで、「ハワイで現在でもREADY SIMが実際に使えるか試してみました」というのが、今回お伝えしたいことです。
実際に試したREADY SIM
今回、私が試したSIMですが、2015年1月に購入したREADY SIMです。7日間の通話とデータ通信ができるプランのものを試しました。
その当時の購入価格は、本体が25ドルで、それに日本への送料9.9ドルが追加され、合計34.9ドルとなりました。ちなみに、購入したのは、Amazonの代理店ではなく、READY SIMの公式サイトです。
で、このSIMがハワイで実際に使えるかを試したのは、2016年10月のことです。私が、2015年1月に購入したREADY SIMですが、2017年の7月くらいまで有効期限がありました。
なので、2016年10月時点では、旧サービス名のREADY SIMのSIMであっても、ハワイで使えるはずのものでした。
試した場所は、オアフ島です。主にワイキキ周辺が中心ですが、カイルアやノースショア方面でも試しました。
試した端末は、日本のApple Storeで購入したSIMフリーのiPhone 5sとiPad mini 2です。どちらもこの記事を書いている現在、旧型の端末と言えます。
有効期限内のSIMであれば問題なく使える
サービス名がZIP SIMに変更後の2016年10月に、ハワイで旧READY SIMのSIMが使えるかを検証した結果ですが、問題なく使えました。
次の画面は、そのSIMのアクティベーション画面を撮影したスクリーンショットです。
アクティベーションの手順は、ZIP SIMの公式サイトに書かれているものを行いました。が、実際には、その手順は、READY SIMの頃と変わっていません。
キャリア側が指定する電話番号に、ハワイのZIP Code(画面の例ではワイキキの番号となる96815)をメッセージで送るだけ、というとても簡単な手順です。
このアクティベーションをしてみてわかったことですが、やはりサービス側から送られてくるメッセージ上のサービス名は、あくまで、新サービス名である「ZIP SIM」となっていることです。上のアクティベーション画面のスクリーンショットでもそうなっていますよね。
その一方で、iPhoneに認識されるキャリア名としては、「READY SIM」となっています。つまり、携帯端末側に認識されるキャリア名は、サーバー側から取得するのではなく、SIM側に記録されているのかもしれませんね。
アクティベーションの返信が来るまで間があった
ちなみに、このアクティベーション時ですが、「96815」とSMSを送信してから、返信があるまで、ちょっと間がありました。正確には計っていませんが、5分ぐらいだったように感じています。
なので、「あれっ?大丈夫か?READY SIMだからダメなのか?」と焦ることになりました。すぐ返信があることを期待していたからです。
ただ、ちょっと間はありましたが、返信後は、すぐにハワイの808始まりの電話番号も使えるようになりましたし、その後apnを設定することで、データ通信もできるようになりました。
つまり、ハワイで問題なく、音声通話もデータ通信もできるようになりました。
ちなみに、apnの設定にあたっては、事前にZIP SIMの公式サイトで配布されていたプロファイルをパソコンでダウンロードしておき、自分自身に添付ファイルとしてメールで送っておく方法をとりました。
こうすると、iPhone側からメールの添付ファイルを開くだけで、apnの設定ができ簡単だからです。
そのプロファイルのダウンロード先ですが、私が試した当時は、以下のURLからダウンロードできました。
ところが、この記事を書いている現在見ると、上のURLは、「404 Not Found」となる状況です。これが一時的なものなのか、そうではないのかはわかりません。
ただ、この添付ファイルの方法以外でも、apnの設定はできます。その方法は、SMSでZIP SIM指定の番号に、「apn」とメッセージを送ると確認できます。
iPad miniではiPhoneでアクティベーションしたSIMを挿す
以上の検証を、iPhone 5sで試した後、iPad mini 2で、READY SIMが使えるかの検証をしました。
その方法として、iPhoneでアクティベーションしたSIMをiPad miniに挿す、という方法をとりました。
逆にいうと、iPad miniでは、このような手順を踏まないとReady SIM(ZIP SIMも)は、使えないんですね。iPad miniでは、SIMをアクティベーションするためのSMS送信ができないからです。
というわけで、iPhoneでアクティベーション後のSIMをiPad miniに挿し替えたのち、apnの設定を行いました。その設定後に、iPad miniでのデータ通信が、問題なくできることを確認できました。
以上の検証結果から、旧サービス名となるREADY SIMが、ハワイで使えることが確認できました。