今回は、ハワイ旅行中、オアフ島でレンタカーを借りる人のうち、スマホのGoogleマップをカーナビ代わりに使うのが初めての人にお伝えしたい注意点です。
私は、これまで何度かハワイでスマホのGoogleマップアプリをカーナビ代わりに利用した経験があります。そして、基本的な機能としては、「ハワイでもGoogleマップのアプリは、カーナビとして十分役立つ」とわかりました。
一方で、「あれっ、こんなルートを案内するんだ?」と、ちょっとマニアックなルートを案内されることもわかりました。そのようなルートの中には、「この時間は、渋滞措置のため通れないんだよな〜」と言うルートもありました。
なので、アプリのナビ通りに行こうとしても行けない場合さえ、あったんですね。
今回は、そのようにオアフ島でGoogleマップのアプリに案内されたマニアックな具体的なルートと、そのマニアックなルートを走ると何が問題なのかをご紹介します。
渋滞を避けようと迂回路を案内する
では、オアフ島でGoogleマップのアプリに案内されてちょっと困ったルートをご紹介します。
そのルートですが、ワイキキからハナウマ湾向かうルートを検索した際に案内されることになりました。で、おそらく検索した時間が7時台と、フリーウェイのH-1が渋滞する時間であったためと思われるのですが、ワイキキから東に向かうにあたり、次ようなルートがオススメと案内されることになりました。
ワイキキからハナウマ湾に向かうにあたり案内されたルートの一部
上のリンクから、そのルートの一部、ワイキキ近くのカパフル・アベニューからH-1の端っこに乗るまでの道順を確認できます。
その具体的な道順をご紹介すると、カパフル・アベニューを右折し、ハーバード・ストリートに入り、それが道なりにキラウエア・アベニューとなります。キラウエア・アベニューが16th・アベニューにぶつかったら左折、その後ワイアラエ・アベニューにぶつかったら右折してH-1に合流します。
で、このルートですが、地図を見る限りは、ワイキキ近くのH-1の渋滞を避けたナイスなルートのように思ってしまいます。ですが、このルート、初めての人が、朝の通勤時間に走るときは、ちょっと走りにくいルートとなります。
ハーバード・ストリートを使った抜け道を案内するのがお気に入り?
なぜかと言うと、カパフル・アベニューから右折して入ったハーバード・ストリートが、対面通行できないほど、狭いものとなるからです。ハーバード・ストリートの様子は、次のGoogleストリートビューから見ることができます。
Googleストリートビューでハーバード・ストリートの様子を見る
ハーバード・ストリートですが、本来は、そこそこ道幅がある道路です。なので、何事もなければ、普通に走れる道なのですが、実際には、両脇に路駐している車がずらりと並んでいます。
その様子は、上のGoogleストリートビューでも確認できますよね。その両脇に駐車した車があるため、対向車が来た場合は、どちらかが道を譲らないといけないくらいの狭さとなっています。
これが普段運転している車であれば、まだ良いのですが、慣れないレンタカーの車幅感覚で、駐まっている車にぶつからないように、また対向車が来たら、それを避けるように運転するのが、結構面倒です。
ハーバード・ストリートを使う抜け道ですが、どうもGoogleマップアプリのお気に入りのようで、度々案内されることになりました。上の例はワイキキから東に向かう方向でしたが、その逆方向となるワイキキに向かう場合も、このルートを案内されることがありました。
具体的には、カハラモールからワイキキに向かう時のルートです。で、逆方向ですので、今度は、ハーバード・ストリートからカパフル・アベニューに入ることになるのですが、これが結構大変なんですね。その交差点に信号がないからです。
なので、左右の車通りが少なくなった頃を見計らって、左折することになるのですが、カパフル・アベニューは交通量が多い道路のため、なかなかタイミングが測るのが難しいわけです。
4−Way Stopの交差点があるルートを案内する
ハナウマ湾に向かうルートに話を戻しまして、このルートでは、ハーバード・ストリート→キラウエア・アベニュー→16th・アベニューと言う道順を走ることになるのですが、16th・アベニューにも注意が必要です。
と言うのも、16th・アベニューには、4−Way Stopの交差点が複数あるからです。ご参考までに、その交差点1つの様子を次のGoogleストリートビューで見ることができます。
この4−Way Stopの交差点ですが、日本にはない交通ルールの交差点です。簡単には、交差点に対して一時停止するのが早い順に譲り合うことになるのですが、初めて利用するときは、交差点に自分が入って良いタイミングがわかりにくいです。
4−Way Stopの交差点は、オアフ島において、今回のように裏道となる細い道路を走らない限りは、本来あまり出くわさないものです。フリーウェイとそれに連なる大きめの道を中心に利用する観光客は、本来あまり見る機会がないものなんですね。
ですが、Googleマップの案内次第では、出くわすことになります。
朝の渋滞時間、使えないH-1の入り口を通るルートを案内する
ほか、Googleマップのアプリですが、オアフ島の特殊な交通ルールには、さすがに対応していないこともわかりました。
と言うのも、朝の渋滞時間において、フリーウェイのH-1の入り口の一部は、コーンが置かれ、H-1に合流できないようになっている所があります。
なのですが、Googleマップのアプリが、その入り口からH-1に入るルートを案内してしまうと言うことです。
例えば、午前中に出発する飛行機に乗るため、ワイキキからH-1を利用して、ホノルル空港までレンタカーで帰るとしましょう。で、その際に、次のようなルートを案内されることがあります。
このルートですが、カラカウア・アベニュー→サウス・ベレタニア・ストリートと来て、ピイコイ・ストリートで右折、その後H-1の下を潜って左折、そしてH-1に合流するルートです。
ですが、このルートは、朝の渋滞時間は、H-1に合流するところにコーンが置かれており、H-1に入ることができません。そのため、そのまま、合流できずに、出口から出てしまうことになります。
このように、Googleマップの案内は、渋滞を回避してマニアックな道を案内したり、オアフ島の特殊な交通ルールをサポートしていないことがあります。その点に注意して利用するのがオススメです。